むちゃくちゃ元気に生きてます❗️〜白血病闘病記とその後〜

突然宣告された急性骨髄性白血病。6ヶ月間の闘病記です❗️退院後2年が経過して闘病を振り返ります。

2019/12/24 入院83日目

メリークリスマス!1日前ですが、、、

私が入院したのが10/3、突然空から鉄格子が降りてきて、普通の生活から隔離されました。

その時はまだ暑くて半袖半ズボン、朝少し仕事をしてから総合病院へ行きました。

それから約3ヶ月。あっという間の様な、長かった様な、、、

この3ヶ月は、ブログでは順調!と報告してましたが、たくさんたくさん色々な事がありました。

心が折れそうな事も、私にとっては予想外な事も、うまくいかない事も、うれしかった事も。

とにかくたくさんの事がありました。その中で私はたくさんのたくさんのたくさんの事を学びました。

10月当初は気持ちを安定させる事が難しく、日によって良い時も悪い時あり、まさにジェットコースター状態。

それから11月に入って転院し、ここでの1ヶ月は私にとっては重要な1ヶ月となりました。先の投稿でも書きましたが、ここには病気と真剣に向き合い戦っている仲間がたくさんいます。しかも歳は私の一回りも下の人もたくさんいます。その仲間とたくさんの話をしました。それこそ、笑ったり、泣いたりしながら、たくさんの話を。その中で多くの学びと気づきを得ることが出来ました。

 

先程、池江璃花子さんの話を少ししましたが、彼女の退院時の直筆のメッセージ、いまの私には本当によく分かります。

「病気になったからこそ分かること、考えさせられること、学んだことが本当にたくさんありました。」

直筆メッセージの一節です。

この言葉にはたくさんの思いがあると思います。

 

私は入院してからたくさん泣きました。でもね、振り返ってみるとこの状況を悲観して涙する事は殆どなかった。

私が涙したのは、ほとんどが人の優しさや温かさ、「人の想い」で泣いていました。

そこで私は「人が人を想う」、この何よりも尊い、人間にしかない、人間に託された感情の素晴らしさを知りました。

これは家族だけではなく、家族を超えた多くの人の想いです。すげー!!!そんな感情を知る事が出来ました。

 

池江璃花子さんのメッセージには彼女の強さを感じます。

でもそれと同時に彼女の弱さも感じます。強さと弱さは表裏一体で弱いからこそ強くなり、強いからこそ弱い人の気持ちも分かる。

たくさんの不安や恐怖と闘って、その時押しつぶされそうな自分の弱さと闘って、やっと乗り越えて強くなる。

彼女はこれを繰り返し繰り返しやってきたのだと思います。だから強い。これからもオリンピックを目指す中できっとまたこれを繰り返すのだと思います。でも、この病気と闘い、それを乗り越えた彼女は病気をする前よりきっと遥かに強い。そう思います。

私は入院した後、たまたまテレビでWANIMAの「りんどう」という歌に出逢いました。

その一節に「弱いままで強くなれ」「この思いと引き換えに(中略)生きて生きて生き抜いてやれ」という詞があり、この歌を聞いた時、涙が止まりませんでした。私は弱い人間です。この弱さを抜ける事がなかなか出来ずしばらく苦労しました。でも、この歌を聴いて、弱いままでいいのかな、弱いからこそ、強くなれるのかな、と思い、そして強くなる事が出来ました。弱さに負けず、弱さを受け入れて、闘って人は強くなる、璃花子さんはこの事を学んだのだと思います。

 

長くなってスミマセン、、、

それと、もう1つ

この病気になってたまに聞かれる「お子さんには病気のこと伝えましたか?」

私はこれを聞かれる度にちょっとだけ嫌な気持ちになります。

もちろん、私のことをよく分かっている人、信頼している人から言われる事にはなんの苛立ちはないのですが、そうではない人から急に言われると少しだけイラっとしてしまいます。なぜだろう、と最近考える様になりました。考えて分かった事があります。

この質問を私は勝手にこの様に解釈してしまっていたからです。

「お子さんに白血病という大変な辛い、下手したら死んでしまうかもしれない重い病気だということを正しく伝えていますか?ちゃんと理解させていますか?」と。あー、だから嫌な気持ちになるんだ、って分かりました。

私は最近確信した事があります。私には、私たち家族には「死んでしまうかもしれない覚悟」など毛頭無いのです。そうではなく「生き抜く覚悟」があり、絶対に、というより当たり前に「生き抜く」と思っているから、この質問をされると「伝えましたが、至って普通です。前を向いてその先のその先の未来を見てますので、お構いなく」と返事をしてしまいたくなる訳です。

 

総じて、この1ヶ月は私にとっては非常に重要で、

どんな「今」だって乗り越えて行ける!

これを強く感じさせる1ヶ月となりました。

 

そう思えたら、なんだか毎日が楽しいです。

ここは多くのことを学べる学び場です。

自分に足りない、欠けていた部分を補い、成長させてくれます。これからの人生に相当役に立ちそう!

授業を受ける前提が「命をかける」というのが厄介ですが(笑)

 

治療の状況ですが、

サッカーW杯で例えるなら

10、11月は1次予選、ここはなんとかトップ通過ではありませんが切り抜けました。

で、今は2次予選、ここもどうにか切り抜けそう。

そして、1月下旬から本戦が開始されます。私にとっては「移植」です。一部の方を除きその事を伝えていませんでしたが、入院当初より移植を前提に治療を進めてきました。その結果、1月末(たぶん1/29)に移植を行う事がほぼ決まりました。

この移植1週間前から「前処置」が開始され、移植を行います。

この本戦はやはりキツイ時期もあります。闘いはそこから1ヶ月が重要で、それを切り抜ければその後の1ヶ月。

その辺から退院が見えてきます。だから仕事復帰が4月から、とはなりませんが3月末から4月GW前までに退院が出来たらいーなーと思っています。

いま体調は万全です。体重も私のベストな体重52kg〜53kgをキープ、感染症などの症状無し。

このまま移植に向けて突き進みたいと思っています!!

 

いま入院している病院はこの病気では日本ではトップ(個人的感想)です。

これから起きる様々な事は、私にとっては想定外な事も多いと思います。でも、ここの病院の先生方にとっては想定内できっと眈々とクールに私を良い状況に導いてくれる事と思います。この前移植についての説明を聞いた際、この話をしたら、「私たちはプロですから」とクールに決めてくれました。さすがです!格好いい!

 

いよいよ本戦間近です!

応援のほど、よろしくお願いいたします!!

長文失礼しました!!

 

たくさんの人に感謝を