むちゃくちゃ元気に生きてます❗️〜白血病闘病記とその後〜

突然宣告された急性骨髄性白血病。6ヶ月間の闘病記です❗️退院後2年が経過して闘病を振り返ります。

2020/1/6 入院96日目

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

まずは状況のご報告です。

前回の投稿で移植について触れましたが、移植日が1/29に確定しました。「前処置」と呼ばれる処置が1/21から開始されるため、ここから1ヶ月が本当の闘いになります。いよいよ本戦間近!!2次予選もなんとか切り抜け、本戦に向けてコンディションを整えている、という状況です。

年末年始、治療の影響で8日間ほど頭痛と吐き気でかなり体調がしんどい期間がありました。これが移植前最後の大きな治療です。この症状は、その治療ではいわゆる想定内な症状で回復するのを待つしか無いものでしたが、ほぼこの期間はベットの上で横になり耐えるしかなく、少し不安になる事もありました。ここで感じた事が2点。一つ目は、移植の予行演習。移植を行うと2週間ほどはほぼ横の状態で食事も点滴で、かなりしんどい時間が続きます。その時の気持ちや状態を事前に軽くは体験できた事は凄くプラスでした。二つ目は、体力の低下。普段何気なくみなさんも椅子に座っていると思いますが、椅子に座って過ごす、という行為は実は相当な体力を使っています。8日間ほぼ寝たきりで生活し、回復してきた頃、椅子に座る生活に戻そうとしたのですが、座り続ける事が出来ず、座る→寝るを繰り返し行いながら、徐々に元の生活に戻して行きました。8日間、ベット生活をするだけでここまで体力が落ちるものかと愕きました。と同時に、移植後、なるべく早く「座る生活」に戻していかないと回復も遅くなるだろうと、また教訓にもなりました。

と、こんな感じで結構しんどい年末年始を過ごしていました。

 

私はあまり本をたくさん読む方では無いのですが、とても影響を受けた本で「7つの習慣」というものがあります。これは人生を生き抜く上で大切な習慣を7つに分け、その実践の大切さを問う内容です。

その習慣の第一の習慣に「主体性」があります。この中で、「影響の輪」「関心の輪」という話があるのですが、私はこの話がとても好きです。

影響の輪:自分自身で変えることのできる事

関心の輪:自分自身では変えることのできない事(関心はあるが自分ではどうにもできない事)

関係でいうと、関心の輪が大きくあり、その輪の中に影響の輪があるような関係です。

もちろん、自分の努力で変えることのできる「影響の輪」に集中する事が良いのですが、意外に人は関心の輪に逃げ込み、その事ばかりに気を向ける傾向がある、というものです。

天気が良ければ、もっと良い結果が出ていたのに、とか

仕事で言えば、xxxさんが担当でなければもっと上手く事が運んだのに、とか

自分で出来る事は棚にあげ、自分では変えることのできない事に目を向けてその状況を理解し、気持ちを落ち着ける。

こんな事、良くありますよね。(関心の輪に目を向けて、影響の輪に集中しない状況)

私はこの病気になって、この2つの輪の事をかなり強く意識する様になりました。

心のバランスが取れていないときは、やはり関心の輪に大きく目が向いていました。血液検査の結果に一喜一憂したり、今後の治療方針に対して心を揺さぶられたりと。でも、これはどうしようもない事でその事ばかり考えていても良い方向には進みません。私が集中すべきはもっと、感染症予防のための日々の生活、例えば2時間おきのうがいや手洗い、食事や生活リズムを守る、事だったり、先生や看護師さんとの信頼関係作りです。影響の輪を意識する事で、実は関心の輪にも良い影響を与える事ができる、そう捉えるとやるべき事が明確になります。この割り切りというか思考というか、そういう事の大切さを身にしみて感じる事が出来ました。

 

同じ病気で一緒に頑張り、そして退院していった仲間から一通の手紙を貰いました。

その1節に

「病気になった事が不幸なのではない、病気に心が負けてしまう事が不幸なのである」

この言葉、大好きです。まさに先ほどの2つの輪のお話です。

物の捉え方を変えれば、自分自身で変える事のできる事になる!凄い良い思考ですね。

移植の時、辛くなったらこの言葉を思い出そうと思います!!頑張るぞー!!

 

PS.

みなさん、年末のM-1、見ました?

ミルクボーイという、テレビでは全く見ない芸人さんが優勝した今回はめちゃめちゃ面白かったですね。夜、部屋で見ながら爆笑してました。

面白さを超えて感動すらありました。

「コンフレークは煩悩の塊」

最高です^^

笑う事は本当に良いですね。

 

よーし、もう少しだ!!!頑張るぞー!!!

 

たくさんの人に感謝を