2020/1/19 入院109日目
いよいよ「前処置」と言われる処置が開始します。ここからが本戦です。
前処置とは、みなさんに分かりやすく言うと、いわば「初期化」です。「前田、初期化します!」です。
いまの私の血液細胞を良い奴も悪い奴も全部ぶっ壊して初期化する作業が来週1/21〜27までで行います。
それが終わったら1/29、いよいよ移植です。移植とは初期化された体に新しい「骨髄の素」を入れて、新たに私の体に根付かせる事です。
マザーボードを入れ替える感じかな?ちょっと違うか?
移植といっても大手術とかではなく、点滴で「骨髄の素」を入れるだけです。
移植自体はおそらく数時間で終わって、そこまで辛い事はないとは思いますが、その後、その骨髄が体に定着するまでが一番しんどい状態になります。
当然、今まで体にいなかった異物が入ってくると、「よそ者が入ってきた!!!」と私の細胞くんが意地悪をします。
それがどんな意地悪になるかは人それぞれらしく、可愛い悪口くらいなのか、便所に連れていかれガッツリ締められてしまうのか、こればっかりは分かりません。ただよそ者が受け入れられ、「こいつ、なかなかいいやつやん!」と理解してもらい、その環境に馴染む事が出来たらいよいよ回復に向かいます。本当は救世主となる事も知らずに!この期間が大体2から3週間だと言われています。
なので、まずは2月の中旬過ぎまでが私の本当の闘いです。今の心境としては期待半分、不安半分です。
大丈夫かな?超えられるかな?という弱虫さんがたまに顔を覗かせますが、そこは今まで培った「気持ちの強者」で押し返しています。でもその弱虫さんもしっかりと受け入れつつ、ですね。
私は意外と部外者を受け入れる姿勢はしっかりある方だと思っているので(笑)よそ者もファミリーとして受け入れらると思うんだけどなぁ、、、
とにかくこの闘いを乗り切ることだけをしばらく考えます!!!
みなさんの応援が私の力になります。言葉に出す必要はありませんが、祈っていただければ嬉しいです!!!
どうぞよろしくお願い致します。
ここで1点、骨髄バンクで今回私のために骨髄を提供してくださるドナーさんのお話をします。
もちろん私はその方に会う事はできず、どんな方なのかは分かりません。
ただ、私がこの先、将来生きる希望を持たせてくれたのは間違いなくこのドナーさんのお陰です。
骨髄提供をするという事は、綺麗事だけでは絶対にできない事です。健康診断から始まり、数日間の入院、骨髄採取までには身体的な痛みも加わります。そこまでして見ず知らずの人を助けようと思うその気持ちは私には到底測り知る事の出来ない事です。感謝してもしきれない気持ちでいっぱいになります。そうまでして見ず知らずの人を助けたいと思うその「想い」に言葉では表わしきれない深い畏敬の念を抱きます。
だから、私はその方の想いもしっかりと受け取って、元気になる必要があるのです。絶対に!
だから、頑張る!頑張れる!
しばらくの間、この闘いに集中し向き合いますので、投稿はここで一旦お休みです。
次投稿するのは、この闘いに勝った時、ですね。
(と言いながら、弱音シリーズで投稿してしまうかも、、、)
では、頑張りますね!
どんな今でも乗り越えられる!
It's a piece of cake!(楽勝だ!)
たくさんの想いに感謝を!